最近、様々なメディアでお寺の崩壊・存続危機が取り上げられる・・
それは現実で、約7万7千あると言われるお寺だが、その内の2万以上のお寺が住職不在であり、事実上活動してないお寺を含めると、2万5千近くが事実上の崩壊したお寺である。
そして、高齢化による後継者問題が始まってる現状から見ると、大袈裟に言えば約半分のお寺は消滅の危機にあるだろう・・・
では、どうしたらお寺はこの先存続して行けるのか、なぜお寺が崩壊する危機になってしまったのかを書いて行きたい・・。
第1章 お寺の現状
そもそもお寺は何の為にあるかだ・・
多くの人は、葬式や墓参り・法要など以外でお寺を訪れる事はまず無いだろう・・・
例外を言えば、京都など有名なお寺で観光名所としてお寺に行く事はあると思う。
だから、お寺の収入源は葬式やお墓の管理料がメインの収入である。
しかし、現代では病院で死亡したらそのまま火葬場へ直送なんて事もある時代・・
葬式は高いし、みんなを呼んでと言うより家族葬や密葬が主流になりつつまある・・
そして、お墓を買う資金もないし、墓参りには遠いと言う理由から、お墓はネットでまで墓離れも加速している・・。
そうなると、お寺はどうやって収益を得るかと言う問題に直面する!!
お寺は何をする所なのか??と疑問に感じる人が少ないこの世の中、誰もお寺に興味もなければ、お寺が無くなっったら何が困るのか?さえわかっていないのが実情である。
コンビニの数よりお寺の数の方が多い中、コンビニのように需要と供給のバランスができていない事・・
お寺に何を求め、その見返りに何が得られるかと考えれば、お寺から得られるものは何もないからだ。
お寺が古くなり修理費としてお布施を取る・・・
お布施と言う物も、自分にとって、家族にとってお寺が存続して欲しい、壊れて無くなったら困るから、お布施してお寺を守ろうというのが本当の所なんだろうけど、お寺が必要と言う人が少なくなってきた以上、お布施をする檀家も減る事は間違いない!!
じゃ、どうやったらお寺は存続して行けるのか・・・
次の回で説明していきたい・。
座禅スタジオ「小結寺」