ホーム > ブログ > ■ お知らせ > 小結寺 閉店のお知らせ

小結寺 閉店のお知らせ

座禅スタジオ「小結寺は

2022年9月30日で閉店する事になりました。

開業し7年、多くの方にお越し頂き心より感謝申し上げます。

 

 

仏教は生きる知恵を説き、
お寺は生きる智恵を伝える場所

葬式仏教はあり得ない
生きている人に生きる智恵を伝える
それが本当のお寺の在り方だ。

 

それが小結寺を造った目的でした。

坊主になるには、「仏教学」「薬草学」「建築学」が必要と師匠に言われて、
初めてのDIYで小結寺を造りました。

 

 

後に小結寺をDIYで造った時の工具は「DIY俱楽部KOYUIDERA」
として、レンタル工具や出張DIYをして活動し、その収益が小結寺を支えました。

 

 

2015年(平成27年)12月1日 座禅スタジオ小結寺は開業しました。

 

 

「小結寺」と言う名前は住所が小結にあるからと思っている方が多いのですが、実は違んです。

小さな()、ヨーガ()をやるお寺()なんです。

小結寺をやろうと那須の土地を買ったら小結と言う住所だったと言う奇跡の物語なんです!!

 

生きている人に生きる知恵を伝える事こそがお寺であり坊主の仕事。
そう信じて日々、写経や座禅などを通じて「仏教」を伝えて来ました。

まず驚いたのが、こんな誰もがお寺で葬儀をする国なのに、ほとんどの人が仏教のぶの字も知らない
と言う事に正直ショックでした。

それには大きな理由があります。
この日本にあるお寺の大多数が「葬式仏教」と言う、仏教からは大きく逸脱した仏教に変わって
しまっている事が大きな原因でした。

生きる知恵を死んだ人に説く、これが葬式仏教

生きる知恵を生きてる人に説く、これが本物の仏教

この葬式仏教を変え、本当の仏教に戻す事がぼ僕の夢であり、小結寺の存在価値だと思って
小結寺を始めた理由なんです。

 

 

日々、小結寺に来る方に写経を通じて仏教を伝えて来ました。

自分自身が自殺未遂を繰り返していた頃は「死」と言う選択肢しかなく
誰が生きるを教えてくれるんだ??と言う時に僕は仏教と出会い「生きる」と言う選択肢を
持つ事ができたんです。

自殺す多くの人は「死」と言う選択肢しかなく死を選んでしまう・・
だから、小結寺は死にたいと言う人に仏教(生きる)を教え2つの選択肢を持ってもらう事が役割だ。

その思いで7年間、必死に仏教を伝えてきました。
1人平均4時間~6時間。多い人では1日10時間なんて人も居ました。

それでも時間が足りない・・と思う事の方が多かったような気がします。

 

 

どうしたら、お客さんからお金を貰わないで小結寺を続けて行けるか??

これが最初から最後まで一番大きな問題と言うか悩みでした。

近くにある橋で自殺がある度にそう感じ、行政にも掛け合いましたが
行政は全く動く気がなく、絶望を感じたのを覚えています。

 

どうしたら無料で小結寺を続けられるか悩む中、新型コロナウィルスと言う
化け物が現れました。

 

突然の休業要請。こんな時こそお寺が役割を果たす時だと思う反面、
まだ見えぬコロナへの恐怖もあり悩みました。

しかし、お寺への電話が多くなり、やはりここは無料でお寺を開放すべきと判断し
悩み相談は「無料」で行う事になりました。

コロナの影響はこんなにも広いのかと驚いたのが正直な気持ちで
駈け込んで来る人みんなが違う悩みで、どれも深刻な悩みでした・・

でも、小結寺はこんな時の為に存在し、今こそ生きる知恵(仏教)を伝える時と
心の底から思え、充実感で一杯な日々を過ごしました。

と、思っていたら我が家の家計は火の車、、もうどうしようも無い状態になってしまい
債務整理と言う選択肢を選び、弁護士を通して手続きに入りました。

 

裁判の判決が出ると言うある日、気を紛らわす為にDIYをしていました。
すると、我が家の入り口に停車してる車があり、事情を聞くと車がパンクしていました。

他県の方で帰る途中との事で、タイヤを一緒に買いに行き積んで帰って来て交換作業をし
その方は自宅へ帰って行きました。
全て終わるまでに約4時間を費やし、作業途中だったDIYに戻りました。

遅れた時間を取り戻そうと慌てて作業していると、悲劇が起きてしまいました。。。
工具に右手親指を巻き込まれ、大怪我をしてしまいました。
幸いにも指は切断せずに済みましたが、その一歩手前でした。

急いで近所の病院へ嫁に連れて行ってもらったのですが、点滴をしますと言われ
パニック障害である僕は拒否をしましたがダメで点滴をする事になりました。

その時にやはりパニック発作が起きてしまったんです。(涙)

 

 

しかも、この日の夜に愛犬が高熱を出すと言う二重の悲劇になってしまいました。

そして、この日から愛犬の体調は崩れ始め、本当の悲劇が起こる事になるんです(涙)

この怪我から一ヵ月が過ぎた頃、愛犬があまりに元気が無いので病院へ連れて行くと
「今晩もつかわかりません、覚悟しておいて下さい」と言われたんです・・・

あまりのショックで泣き崩れてしまい、心を落ち着かせようよお寺で座禅を組んでいると
小結寺にある薬師如来像が持っている薬箱が目に入りました。

薬師如来はお医者さんの役割があり、手に薬箱を持っているんです。
その薬をパニック障害になった時に欲しくて買った仏像なんです。

 

 

でも、薬箱を見つめている内に、まだパニック障害である事に気付き、
と、言う事はまだこの薬箱の中には薬があると思い必死の思いで薬師如来に
「そのお薬を愛犬の為に使わせて下さい。僕はもう使いませんから」
とお願いしたんです。

その日はずっとお守りとして持っていた頓服を初めて飲み、嫁に背中をさすってもらい
何とか過ごし、翌日、愛犬の遺体と対面する事も想定しながら安定剤を飲んで病院へ行くと
「少し歩かせてオシッコさせて下さい」と愛犬が歩いて出て来たんです!!!!

 

これが「小結寺・薬師如来の奇跡」です

しかし、この日を境に僕のパニック障害は最悪になって行く事に・・
今までも十数年間は美容室など行く前に起こる予期不安から発作が起き
予期不安の原因は自分で理解出来るものでした。

けど、この日から朝起きると予期不安。お風呂でリラックスしていると予期不安。
今まで平気だったトンネルで発作など、毎日毎日がパニック障害の症状で苦しみました。

あまりの酷さに、今まで飲んでこなかった抗鬱剤に頼ろうかと思う日が増え、
本当に毎日が地獄になりました。
その内落ち着くだろう・・そんな思いも無駄なくらい予期不安だけっが一日続く地獄。

 

 

座禅を指導する時に、蓮華座などの座り方や手の組み方などを教え、
その中でも最も重要なのが、親指がブレると心がブレるからしっかり親指を固定しなさい」
と指導して来ました。

今回、右手の親指を怪我して、今まで教えて来た事は間違いの無い事実だ!!
と確信する事になったのか皮肉でもあるけど、身をもって体験できたと言う感じで
パニック障害20年の中でもっとも酷い状態になってしまったんです。

 

 

この怪我で一番大きな問題は仕事が出来ないと言う事でした。

小結寺は無料。収入をdiyに頼って来ただけにこの怪我は致命傷になり
工具に触るのも怖くなってしまい、ここから無収入人生になりました。

そこに追い打ちをかけてパニック障害最悪の状態が重なってしまい、
生活が成り立たなくなってしまい、「自己破産」と言う道を選択しました。

 

前回は「個人再生」と言う家は残したまま借金を減額してもらい返済すると言う債務整理でしたが
今回は全てを放棄する「自己破産」と言う債務整理になる為に、小結寺を閉店する事になったと言うのが事実です。

 

開業から約7年。
本当に多くの人が小結寺に来てくれ、心から感謝申し上げます。

僕はカウンセリングの時、自分の言葉でしゃべった事が無いんです。
ほぼ、誰かにしゃべらされている状態で、もう一人の自分が客観的に自分の話しを聞き
感動しながら聞いていました。
そんな不思議な体験を7年間も出来ました。

多くの人が笑顔になって帰りました!!
那須にある小結寺は閉店しますが、いつかまたどこかで小結寺をやれるチャンスが来たら
もう一度やってみたいと思います。

短い間でしたが、本当に有難う御座いました。

 

 

座禅スタジオ小結寺

代表 鈴木浩明

【カテゴリー】  ■ お知らせ

【タグ】 

お電話でもご予約いただけます

※レッスン中は電話に出れないことがございます。留守番電話にお名前、お電話番号、ご予約のご希望日時、ご用件をメッセージに残し、折り返しの連絡をお待ちください。

講師について

開催中のイベント