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【重要】営業終了のお知らせ

座禅スタジオ「小結寺」は

2019年12月31日をもちまして

営業を終了させて頂く事になりました。

 

 

2015年12月1日に開業した小結寺。

宗教法人でもなく、無宗派で個人で営む

手造りの小さなお寺として活動して参りました。

初めてのDIYでコツコツと1年をかけて造り、

和モダンの癒される空間へと仕上がりました。

 

 

悩み相談をメインに行い、座禅・写経、ヨーガ、

性格診断を取り入れ、どんなお悩みにも対応し

多くの方を涙から笑顔に変えてきました。

 

また、小結寺は社員研修にも使われる事もあり、

都内の会社が那須へ社員研修を兼ねて小結寺で

座禅や写経したりと言うケースも多かったです。

 

 

また、妻が営むリンパエステ「Linda」との

コラボを行ったり、ワークショップも行い、

女子会や母娘などのプチ旅行で好評でした。

 

 

 

 

世間からは「怪しい」「オウムか?」など、

全く認知されない状況が続くなか、それでも

地元の方、県外の方が大勢来て頂いた事、

心から感謝を申し上げると共に、大変嬉しく

思っています。

 

 

そもそも、小結寺は真のお寺を目指し、

生きる知恵を生きる人に伝え、多くの人を

救う事が目的で造られました。

本来、仏教は生きる知恵を説き、

その生きる知恵を生きる人に伝えるのが

お寺の役目なのです。

しかし、今の日本のお寺は「葬式仏教」に

染まりきってしまい、死人に生きる知恵を説く

と言う、仏教とは正反対の方向へ進んでます。

自分自身が自殺未遂を経験し、その後、仏教と

出会い、素晴らしい仏教がなぜ知られて無いのか?

と思い、全国のお寺を巡りました。

 

 

 

全国のお寺を約700周った結果、やはり

日本のお寺には「仏教」が無かったのです。

 

お葬式・お墓、遺骨など、仏教にはあまり

重要視していない事をメインに掲げ、

仏教徒でも無い人に戒名を付けて儲ける。

 

このままでは、日本から仏教が消えてしまう・・

そんな危機感を抱き、ならば、自分で自分のお寺

を造り、真のお寺を実現しよう!!と

大手新聞社を退社し、那須に小結寺を造りました。

 

 

 

念願の小結寺を開業したものの、日々、

困難と試練の連続でした。

開業資金も融資を受けれずに、建物などの

開業費は全てカードローン。

初心者のdiyでは躯体も不具合が多く、

屋根からの雨漏りで天井が崩落した事も・・

 

 

厳しい経営が続く中、それでも小結寺を

頼って駈け込んで来てくれる事に幸せを

感じ、何が何でも小結寺を続けて行く覚悟で、

妻の力も借りながらギリギリの生活して来ました。

 

 

 

 

 

宝物のように大切にしてきた愛車を売り、

趣味で集めたミニカーも売り、売れる物は

全て売って、全てを小結寺に・・。

 

昨年からは、小結寺をDIYで造った経験と

工具を活かす事にし、DIYーkoyuideraを開始!

 

 

多数ある工具を貸し出すレンタル工具。

Lindaや小結寺のお客様のご自宅や別荘の

デッキを修理したり、薪棚を造ったりして

小結寺が1日でも長く続けられるように

ありとあらゆる手を尽くして来ました。

 

 

 

こうして、開業から4周年を迎えました。

今年に入り、自分自身の中で大きな変化が

芽生えて来ました。

 

 

小結寺のある場所は「自殺の名所」と言われる

橋と橋の間に位置します。

サイレンの音を聞くと、嫌な胸騒ぎを感じ、

橋の上に緊急車両を見ると切なくなる日々。

 

自殺をする前に小結寺に寄ってくれれば・・

お金が無いから寄ってくれなかったの??

 

など、切ないと言うか、虚しいと言うか

本当に残念な思いになるんです。

 

 

 

ある時、「死にたい」と泣き叫び

駆け込んで来た方がいました。

数時間かけて色々と話して、最後は

笑顔も見えてお帰りになりました。

 

すると、妻とこんなやり取りに・・

妻「今日はおいくら頂いたの??」

俺「寝間着だし、お金を持ってなさそうなので無料にした。」

妻「我が家にもお金無いのよ」

俺「・・・・・」

 

妻には何一つ贅沢させてあげた事もなく

小結寺の為に必死でエステを続ける妻に

申し訳ないの一言でした。

 

しかし、俺の心の中では最高の仕事をしたと

満足感で一杯だったのです・・。

旦那としては「最悪」

坊主としては「最高」

 

そこから、

俺の理想の小結寺とは・・・

何の為にお寺をやっているんだ・・

悩みに悩み、一人海へ行って考えたり、

妻とも色々と相談したりしました。

 

その答えが

小結寺の無料化」でした。

 

お金が無いから仏教を学べない。

お金が無いから小結寺に行けない。

 

それでは、俺の造った小結寺では無い!

誰もがいつでも駆け込めて仏教を学べる

それが俺の目指した小結寺だ!!

 

そう確信した俺は、どうしたら小結寺が

無料で行えるようになるか・・

まず思い付いたのは行政と協力する方法。

全国でも栃木県は自殺件数で上位にある

その中でも那須塩原市は特に多い。

この問題を行政と一緒に解決して行く。

そのために市役所に出向き、それなりの

役職の方々と話し合いを行いました。

 

 

しかし、話し合いは残念な結果に・・・

まぁ、個人で営むお寺になんて協力する訳も無い。

せめて、橋のライトをブルーライトに変えてと

お願いするも「予算が無い」で終わり。

このやり取りはFacebookやTwitterで大きな

反響がありました。

 

 

行政に頼れないなら、次はクラウドファンディング。

しかし、ここも全く相手にしてもらえない・・。

 

やはり「無料化」は夢の夢なのか・・。

 

そんな時、ストレスのピークを感じはじめ、

10月初旬、まさかの「痔」に。。

急遽、切開手術をする事になり、

一ヶ月は座禅もヨーガもできないし、

座ってるカウンセリングする事も厳しく、

お寺もDIYの仕事も出来ない日々が続く。

 

 

やっとの思いで今年の京都への納経の旅に。

 

 

この京都の旅の中で、今回の営業終了を

考えるようになり、そこから必死に悩み、

今回の決断に至りました。

 

 

営業を終了する事は非常に残念です。

もっともっと小結寺を続けたかったし、

まだまだやりたい企画も沢山あったし、

本当に悔しい気持ちで一杯です・・。

 

 

この国では宗教とか自殺とか、あまり

触れたく無いと言うか、関わらない方が

良い見たいな風潮があるのも事実。

葬式仏教に染まり仏教を伝えないお寺が

普通であり、小結寺は怪しいお寺と思う

のも普通だと思います。

 

また、経営する力、SNSなどで情報を

発信する力。地域の人々と連携する力。

など、全てにおいて力不足だったのも

事実であり、大きな敗因であります。

 

 

今まで、小結寺の為にお力を頂いた方々。

本当に有難うございました。

心より感謝を申し上げます。

 

 

2019年12月31日で営業は終了致しますが、

どんな形であれ、小結寺を復活させるつもりです。

自分の寺だからこそ、自分にとって最高の小結寺で

在りたいし、いつの日か小結寺が世間に認めて

もらう日が来るのを夢見て、日々修行を続けます。

 

 

 

座禅スタジオ「小結寺」

代表 鈴木浩明

 

 

 

 

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