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うつ病と座禅

うつ病の原因は諸説あるが、セロトニンが減少する事とも言われている。

その減少したセロトニンを正常に分泌させようとするにが抗うつ剤だ。

SSRIなどの抗うつ剤は副作用がキツイと言われている。実際に自分もパニック障害の薬として処方されて飲んだが、

強い吐き気などキツイ副作用で、飲んだ翌日は起きれずに寝て過ごす事が増え、パニック障害からうつ病を併発した経験がある。

抗うつ剤を飲んで効果があったと言う実感もなく、副作用がキツイと医師に告げても「慣れれば副作用もなくなる」の一点張り。

セロトニンが減少してうつ病なら、セロトニンを出してうつ病を治そう!と思ったのが座禅との出会い。

書籍やブログなどで、座禅をしてうつ病を治したと記事は読んでいたし、パニック障害やうつ病の本などでも腹式呼吸が良いと

書かれてたので、座禅でうつ病を治すと言う意思を固め、ひたすら座禅を組む日を続けた。

簡単に座禅と言っても、腹式呼吸は凄く難しい・・

信号待ちや、テレビを見ながら「息を吐いてお腹をへこます・・」と言いながら、日常の中で訓練を重ねて行かないと

そう簡単には腹式呼吸は出来ない。

抗うつ剤は副作用がキツくて飲むのをやめたが、精神安定剤(デパス)は服用していたのだが、座禅による腹式呼吸を半年位

続けてた時に、デパスが効いた時の体の体感と同じ体感になれた!

それは驚きでもあり感動でもあった。

前々から師匠に「うつ病の症状が薬で良くなっているのか、座禅で良くなっているか判らないから薬をやめないか?」と言われてたので、

その日を境にデパスの服用を中止して、座禅を組んで症状を改善しようと頑張った。

ここからが問題だ!

正直に言うと、座禅(腹式呼吸)だけではうつ病は治らないと言える

勿論、座禅による腹式呼吸で症状は改善されたりと効果は間違いなくあるのだが、それだけでは治る事はないだろう。

実際に、腹式呼吸をマスターした後で自殺未遂をしているからだ・・

じゃ、なぜ座禅(腹式呼吸)でセロトニンを出したのにうつ病は治らない所か、自殺未遂までに至ったかと言う点だ。

その答えは「記憶の整理」だと師匠は確信したと言う。

人は寝る時に記憶の整理をするのだが、その記憶の整理が上手に出来ないからうつ病になると師匠は考えた。

些細な出来事も怒りや苛立ちのまま記憶の整理をすると、脳は自動的に悪い器に整理してしまう。

この悪いと言う記憶の受け皿が一杯になり溢れてしまうと「うつ病」になると仮説を立てた。

そこで、寝る前に1日の出来事を振り返り、自分なりに嫌だった事、怒った事、イライラした事を思いだして、なぜ嫌だった?

なぜ怒った?なぜイライラしてる?を徹底して考えながら座禅をする様になった。

ちなみに、記憶の整理の際に「悪い器」にしまわれる記憶こそが「ストレス」である!

もう一つ大切な事がある。

自分だけで嫌な出来事を前向きに考えて行く事は中々できる事では無い。

どうやったら良い方向に考えられるか・・・

般若心経(生きる知恵)と言うお経であったり、仏教の教えが自分の考え方を変えてくれるだろう。

こうして、僕はうつ病を克服し、この経験と知識を多くに人に知って欲しいと言う願いから小結寺を造りました。

うつ病を治すには座禅(腹式呼吸)だけでなく、座禅(腹式呼吸)と座禅(記憶の整理)を共にしなければうつ病は治らない。

そして仏教が記憶の整理を上手にしてくれると言う事だ。

これが「小結寺」の無にならない座禅です。

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